「青年は幻を、老人は夢を」          


  神は言われる。
  終わりの時に、わたしの霊をすべての人に注ぐ。
  すると、あなたちの息子と娘は預言し、
  若者は幻を見、老人は夢を見る。
(使徒言行録2章17節)


人の知恵が行き詰まった時、必ず夢がさめている。
  人の力が失せる時、必ず幻が消えている。夢は老人を
  若がえらせ、幻は青年に前進する力を注ぐ。

民であろうと、国であろうと、家族であろうと、個人であろうと
  何事によらず――夢を失い、幻を見なくなった時、
  すべてにおいて下降線をたどるようになる。

その夢は誰が与えるか。その幻を誰が見させてくれるのか。 
  幻を、夢を与えるのは神であると――聖書は
  そう告げている。

神が見させる幻と夢――それを頂くのは、神を信頼し、
  神を愛し、神に従おうと志し、日夜神の御心は
  どこにあるかと謙虚に探りつつ祈る人たちである。

飯島正久 「牧歌」504号 2003.12

 

解説不要、心に胸に響く。あえて一言、自分を生かすビジョンは上から与えられるもの、わたしにとって大切な教え。 (ひ)