やがて、自分も成年被後見人になるだろう。その可能性が高い。とはいっても自動的になってしまうのではなく、そのように準備をしておいた方が面倒をみてもらいやすい。これからその取組みをはじめる。(2005.8)
知的障害を持つひとり娘のために、わたしはこの子の成年後見人〈法定後見人〉となった。しかし、わたしも歳をとり、やがて自分自身も誰かに後見してもらう必要がでてくるかもしれない。そのための備えの検討の過程を記録に留めておきたい。題して「被後見人になるには（仮題）」。
なお健常者の子がいても、わが子を頼りにできない老夫婦たち、結婚しないシングルや子を持たないカップルが増えているこれからの社会、《成年被後見》の問題は、障害者とその家族だけの問題、他人事ではなくなるだろう。
目次（検討中）
はじめに
わが家は、夫婦と娘ひとり。娘には知的障害があるので、わたしが成年後見人になっている。しかし、自分たちも歳を取る。老境に達して自分の始末を自分でできなくなった時に頼る子はいない。日常生活の助けはおろか、保証人や各種の手続きをするにも事欠くようになることは目に見えている。 兄弟も同じ年代だし、近くて遠い甥・姪の世話になることもできない。さらに普通の家庭に加えて、もう一つの難題がある。子どもの後見のことである。親子の後見をしてもらえる“手立て”を考えておかなければならない。
難しく大きな問題なので、これから実地に調べ、取組みながらその過程を書き留めておく“作業ノート”という形で、初めの段階はページを仕上げていきたい。まずは、自分の作業進行にプレッシャーをかけるためにこのページを立ち上げた。
まずは、予備知識としてこのサイトを見ておきたい。 。。。 任意後見制度
★いまは看板だけで中身は未だほとんどありません。以下の内容は作業中のメモです。せっかくこのページを訪問してくださった方には、ご容赦をお願いします。
◆ 想定条件―わが家の場合
2005年のわが家で、想定できる「場合」を表に整理してみました。現時点ではこの表のような想定ができます。ちょっと分かり難いですが順次説明を付けます。
もちろん、人の生命を人が推し量ることはできません。ここに想定したケースより違う、もっと深刻な場合が起きるかもしれません。でも、悩みだしたらきりがありません。つまるところは神の手にあるのです。とは言っても、わたしたちの側でやるべきことは、やっておこうと思います。そこでとりあえず、表にまとめた3っつのケースから備えをはじめたいのです。一番の中心は "ケースC" です。
| 想定死亡者＝×印 | ||||||
| ケース | 父 | 母 | 子 | 【 あるべき？法的備え 】 | ||
| A | 想 定 生 存 者 ‖ ○ 印 |
父 （わたし） |
○ | × | × | 任意後見のみ（健常者家族と同じ） |
| B | 母 （妻） |
× | ○ | ○ | 母用任意後見 | |
| C | 子 （現在 被後見人） |
× | × | ○ | （父）任意後見＋遺言 ＋（子）第３者法定後見 |
|
| D | なし （全員死亡） |
× | × | × | （後見契約時に想定が必要か？） | |
ケースＡ： 「任意後見」の備え
わが家の場合、父親（わたし）だけのことを考えた場合です。被後見人の子、そして妻が先になくなり、自分だけが残され高齢、老齢になって行く。頼るべき身寄りもない。いまシングルの人もいずれはそうなるのではないか。
法的備え ― 「任意後見契約」を結んでおく
一般的な任意後見契約となろう。事例も多くありそうだし、これに一部特別条項を付け加えればよいと思う。最初に書いてあるが、わが家における作業の優先順位は最下位。
ケースＢ： 母（妻）用「任意後見」の備え
ケースＣ： 「任意後見」＆ 遺言 ＆ 第三者法定後見人設定
このページの主目的であり、わが家の最重点課題。すなわち、両親（わたしと妻）とも死亡し（もしくは認知症になり）、子ども１人遺される場合への最善の備えが必要である。
考えられる法的備え
- 父母用の任意後見契約を結ぶ
- 遺言状を書く
- 子のための第三者法定後見人を選任する
上記の３っの方策をどのように組み合わせるのか？ これから調べ、いよいよ司法書士と相談しなければならないと思う。
成年被後見の課題
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・「成年後見人」 ・・・
・「成年後見記 ― ―」 ・・・
・「成年後見制度掲示板(BBS) ・・・ 必見！ 様々な課題・ケースが出ています。時間をかけてじっくりと読むことをお勧めします。社会福祉士の団体が運営するサイト。
【お願い】 同労者へ紹介したいサイトがあれば、下記《沙部汎 To:》へメールしてくださいませんか？
Teabreak ．．．
沙部汎のひとり言。
ページトップのカットは「料紙」の図柄である。任意後見契約などの関係書類をあらわしているつもり。
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